【写真:Getty Images】
イタリア・セリエAのラツィオは、新型コロナウイルス感染症のPCR検査結果をめぐって不明瞭な部分があるとしてイタリアサッカー連盟(FIGC)からの調査を受けている。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』など複数メディアが伝えた。
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今季チャンピオンズリーグ(CL)に出場しているラツィオだが、先週末にアウェイのベルギーで行われたクラブ・ブルージュ戦では昨季セリエA得点王のイタリア代表FWチーロ・インモービレなど4選手が遠征メンバーから外れて欠場。欧州サッカー連盟(UEFA)の規定により試合前に行われるPCR検査で陽性となったことが理由だとみられていた。
続いて先週末の1日に行われたセリエA第6節のトリノ戦では、インモービレは交代で出場してゴールも決めた。だが現地時間4日に行われるCL第3節のアウェイでのゼニト・サンクトペテルブルク戦を前に、そのインモービレを含めた3選手がメンバーから外れることが決まったようだ。
ラツィオは選手の検査結果について具体的な発表は行っていないが、3日の公式声明では「昨日(2日)の検査でチーム内の何人かの陽性が確認され、隔離を行っている」と認めている。
インモービレとともにベルギー遠征から外れていたのはFWルイス・アルベルト、MFマヌエル・ラッツァーリ、MFジャバン・アンデルソン。この3人はトリノ戦も欠場しており、ゼニト戦も引き続きメンバーから外れたようだ。さらに、トリノ戦にベンチ入りしていたメンバーからインモービレとMFルーカス・レイバ、GKトーマス・ストラコシャがゼニト戦を欠場することが決まったとみられている。
特にインモービレに関しては、PCR検査の結果によりCLの試合を欠場したあと国内リーグには出場、そしてまた検査結果によりCLを欠場するということになる。この状況についてFIGCがラツィオに対する調査を行っているようだ。
もし何らかのプロコトル違反などが確認されたとすれば、クラブに処分が下される可能性もあるかもしれない。イタリアメディアは規則の条文を引用し、違反の深刻度に応じて「罰金、減点、最下位での降格、リーグからの除外」という処分が定められていることを伝えている。
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