【写真:Getty Images】
小柄な体に爆発的なフィジカルと圧倒的なゴール嗅覚を備え、数々の伝説を残したブラジルのレジェンド、ロマーリオ氏。FIFA(国際サッカー連盟)公式ツイッターアカウントでは、そのロマーリオ氏がちょうど31年前の今日記録したスーパーゴールを紹介している。
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ブラジル代表やバルセロナなどでの活躍が特に知られるロマーリオ氏が欧州でのキャリアをスタートさせたのはオランダの強豪PSV。5年間の在籍でリーグ得点王3回、公式戦148試合に出場して128得点と驚異的な数字を残した。
1989/90シーズン、当時はノックアウト方式のみの大会として行われていたチャンピオンズカップの2回戦でPSVはルーマニアのステアウア・ブカレストと対戦。後にバルセロナでチームメートとなるルーマニアの英雄ゲオルゲ・ハジ氏も擁するチームだった。
ロマーリオ氏は2ndレグの後半だけでハットトリックを達成し、PSVをラウンド突破へ導く。そのうちの1点は同氏の凄さが遺憾なく発揮されたスーパーゴールだった。1対1で対峙した相手の右側からボールを蹴り出して左側を駆け抜け、追いついてきた2人目の相手とボールとの間に巧みに体を入れたかと思えば次の瞬間には逆を取って完全に相手の視界から消える。最後はGKも含めた2人をキックフェイントで翻弄して転倒させ、がら空きとなったゴールに悠々とシュートを流し込んだ。
バルセロナでのリーガエスパニョーラ得点王やブラジル代表でのアメリカワールドカップ優勝など頂点に上り詰め、その後も40歳を過ぎるまで長いキャリアを過ごしたロマーリオ氏。非公式な試合も含めれば通算1000ゴール以上を記録したとされている。