【写真:Getty Images】
イタリア・セリエA第5節のベネベント対ナポリ戦が現地時間25日に行われ、アウェイのナポリが2-1で勝利を収めた。ベネベントのFWロベルト・インシーニェとナポリのFWロレンツォ・インシーニェがともにゴールを記録し、セリエAでは71年ぶりの出来事となった。
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ダービーマッチであるこの試合では、前半30分にロベルト・インシーニェのゴールでベネベントが先制。だが60分にはロレンツォ・インシーニェのゴールでナポリが同点とし、さらにアンドレア・ペターニャのゴールで逆転したナポリに軍配が上がった。
イタリアメディアによれば、兄弟選手が敵として対戦して同じ試合でゴールを決めたのはセリエAでわずか2例目であり、前回は71年前の1949年12月。インテルのハンガリー代表FWイシュトヴァーン・ニェルシュと、ラツィオのFWフェレンツ・ニェルシュがゴールを決めた試合だった。
29歳のロレンツォ・インシーニェと26歳のロベルト・インシーニェの兄弟はどちらもナポリの下部組織からトップチームに昇格してキャリアをスタート。ロレンツォがナポリの生え抜きスター選手となる一方で、ロベルトはセリエBのクラブなどへのレンタルが続き、最終的に完全移籍したベネベントでチームの昇格に貢献して自身8年ぶりにセリエAの舞台に戻ってきた。古巣ナポリ戦のゴールはセリエAでの初得点となった。
セリエAで活躍した兄弟ストライカーといえば、現在ベネベントの監督を務めるフィリッポ・インザーギ氏とラツィオを率いるシモーネ・インザーギ氏も有名。だがインシーニェ兄弟はそのインザーギ兄弟も成し遂げられなかった快挙を実現したことになった。
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