【写真:Getty Images】
12シーズンにわたって在籍したアーセナルで主力として活躍し、特にその快速ぶりが光った元イングランド代表FWセオ・ウォルコット。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の公式ツイッターアカウントでは、そのウォルコットの若手時代のスーパープレーのひとつを紹介している。
【今シーズンの欧州サッカーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
2007/08シーズンのCL準々決勝、アーセナルとリバプールのイングランド対決。アーセナルはホームでの1stレグを1-1のドローで終えたあと、敵地アンフィールドでの2ndレグに乗り込んだ。
2006年1月にサウサンプトンからアーセナルに加入し、徐々に出場機会を増やしつつあったウォルコットはこの時19歳になったばかり。ベンチスタートとなったこの試合では、1-1の同点からフェルナンド・トーレスのゴールでリバプールが勝ち越した数分後に交代で投入された。
逆転への切り札として送り出された若武者は、まさにその期待に応える。84分、自陣ペナルティーアーク内でボールを拾ったウォルコットはリバプールの選手を次々と抜き去りながら一気に相手ペナルティーエリア内まで独走。約80メートルの距離を駆け抜けたあとクロスを入れ、中央でフリーとなっていたエマニュエル・アデバヨールに2-2のゴールをお膳立てした。
残り時間はわずか数分、アウェイゴール数でアーセナルがリード。ウォルコットのビッグプレーがチームを準決勝へ導くかと思われたが、リバプールはそこから2点を奪って再び試合をひっくり返してしまった。だがウォルコットとしては新世代のスピードスターとして大きなインパクトを残すことに成功した一戦となった。
2018年1月からエバートンでプレーしていたウォルコットは、今月5日の移籍市場最終日にサウサンプトンへのレンタルが決まった。15年ぶりの復帰となる古巣で再び輝きを放つことが期待される。