【写真:Getty Images】
レアル・サラゴサを退団してフリーとなっているMF香川真司に対し、ドイツ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフも獲得への関心を示していると報じられたが、クラブ幹部のクラウス・アロフス氏は関心を認めながらも獲得を断念したことを明かした。独紙『ビルト』のインタビューに語っている。
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サラゴサで構想外とされていた香川は今月2日に契約解除が正式決定。スペイン2部のサバデルも獲得に向けて接触したことを認めていたが、加入決定には至っていない。
「我々は、たとえばシンジ・カガワのことも考えた」とアロフス氏はコメント。「ブンデスリーガでも見せていた彼のスキルに疑いの余地はない」と、チームの創造性を担う選手として獲得を検討したことを認めている。
しかし、「彼はブンデスリーガ2部に適切な選手だろうか? 全体的に適切な補強だろうか? 我々の答えは『ノー』だ」とアロフス氏。香川については結局獲得には動かないという結論を下したとのことだ。
デュッセルドルフには日独ハーフの19歳MFアペルカンプ真大も所属しており、今季リーグ第2節の試合でプロデビューを飾ったあと、第3節は初先発に起用された。クラブは創造的な選手の補強を画策していたが、補強を行わずともアペルカンプに期待できるという見方も現地メディアで伝えられている。
香川にはデュッセルドルフからの関心に加え、ギリシャの名門クラブであるPAOKからオファーが届いたとも報じられた。だがサラゴサ地元紙『エル・ペリオディコ・デ・アラゴン』は、スペインでのプレー継続を望む香川がオファーを受けるかどうか決めかねていると伝えている。
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