【写真:Getty Images】
日本代表は現地13日にコートジボワール代表との国際親善試合に臨み、アフリカ屈指の強豪相手に1-0で勝利を収めた。
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この試合では19歳の久保建英が待望の先発出場を果たした。4-2-3-1の左サイドに入り、日本代表史上2番目の若さでのゴールを期待されたものの、無得点のまま61分に南野拓実との交代でピッチを退いた。
久保の先発起用を決断した森保一監督は、「今持てる力を、プレーしている時間内で発揮してくれたと思います。これから体力的にもつけてもらいたいと思いますが、全て出し切って戦うという点には満足しています」とパフォーマンスを高く評価した。
課題に挙げたのは体力面だ。19歳という年齢を考えれば向上の余地しかないが、より高いレベルで戦い続けるためにフィジカル強化は避けて通れない道ということだろう。
所属するビジャレアルでもラ・リーガやUEFAヨーロッパリーグに挑戦する。代表戦も含め、トップレベルの環境では高い強度のプレーを毎試合維持することが求められる。1年前に比べれば遥かにたくましくなった久保だが、さらなる飛躍のための課題がより明確になった。
そして、大きすぎる期待は不必要な重圧となって彼の成長を妨げかねない。「今持てる力」と見る側の過度な期待のミスマッチが起きてしまうのが最も不幸なシチュエーションだろう。日本サッカーの未来のためには、久保がのびのびと自分を表現し、成長し続けられる環境を作っていくことも必要になってきそうだ。
(取材・文:舩木渉)
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