【写真:Getty Images】
日本代表は現地13日にコートジボワール代表との国際親善試合に臨み、アフリカ屈指の強豪相手に1-0で勝利を収めた。
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キャプテンを務める吉田麻也は「なかなかアフリカ勢に対してここまで堅く守ることができたのは僕の記憶ではない」と、2試合通して無失点で10月の活動を終えられたことを誇った。
そして「2試合とも非常に良いコンディションのチームだったと思います。なので目に見える数字で結果を出せたことは、後ろ(ディフェンス陣)としては自信につながりますし、これを続けていくことが大事だと思います」と堅守を継続していくことの重要性を強調した。
今回は新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、欧州でプレーしている日本代表の主力選手たちを帰国させることが困難だった。そのため欧州組の選手たちだけで構成したチームでオランダ合宿を実施。9日にカメルーン代表と、13日にコートジボワール代表と対戦した。
対戦相手も欧州でプレーしている選手が多く、コンディションもモチベーションも非常に充実したチームだった。彼らと手合わせできたことは、日本代表の強化においても重要な意味を持つだろう。
この2試合で得た成果を無駄にしないためにも、吉田は「『帰るまでが遠足』みたいになっちゃいますけど、帰るまでが合宿だと思う」と語った。
「まず、今回の活動のために本当にベストを尽くしてくれた、たくさんの方々に感謝しなければいけないと思います。もちろんいつもとは違う環境だったり、難しい状況ではありましたけど、衛生管理を徹底して、2試合とも(新型コロナウイルスの)陽性者を出さずにパフォーマンスを出せたし、選手だけじゃなくチーム全体でうまくやり遂げたのではないかと思います」
そう語ったキャプテンは、「帰るまでが合宿」の意味を次のように表現した。
「(所属クラブに)帰ってから検査をして、これで陽性になってしまうと週末の試合だったり、CLやELがある選手もいるし、そういうものに影響しちゃうので、次の検査まで、みんなが陰性を出すまでが日本代表の今回のシリーズを全うするということだと思います。全員が気を抜かずに、移動まで衛生管理を徹底してやってほしいなと。僕自身もやらなければいけないですし、していきたいなと思います」
カメルーン代表では日本戦直前にPCR検査の陽性者が出た。他にポルトガル代表でクリスティアーノ・ロナウドの陽性が確認されるなど、サッカー界も新型コロナウイルスの脅威に晒され続けている。
そうした状況下でも可能な限りの対策を徹底し、「帰るまでが合宿」を全うすることこそが来月以降も日本代表活動を継続していくために非常に重要になる。
(取材・文:舩木渉)
【了】