【写真:Getty Images】
日本代表は現地13日にコートジボワール代表との国際親善試合に臨み、アフリカ屈指の強豪相手に1-0で勝利を収めた。
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ドイツで新型コロナウイルス対策の検疫措置に応じるため、大迫勇也は9日のカメルーン代表戦を終えた段階でチームを離脱。所属するブレーメンへと戻った。そのためFW登録の選手は鈴木武蔵のみに。
そして、コートジボワール戦で先発出場のチャンスが訪れた。「常に動き出すところと、相手にとって脅威になる場所に走ろうと意識していた」と、鈴木は自らのプレーを振り返った。
しかし、ゴールは奪えず。その結果は「何度かここに来れば…というシーンもあったし、ゴールできなかったのは残念」だったが、「フィーリング自体はいい感じなので、続けてやっていきたいと思います」と語る。鈴木にとって収穫は多くあったようだ。
今回は、夏にベルギー1部のベールスホットに移籍して海外組となってから初めての日本代表招集だった。
「今までは代表に来て、下手にいっていた」という鈴木だが、「海外で1人でやっていく中で、チームの中でもなかなか認めてもらえない時期もありましたし、自分を前面に出していかないと『絶対消える』なと自分でも思っている」と、意識が変わりつつあるようだ。
「1日1日の練習、代表来た時の練習でもどんどんアピールしていきたいし、試合になったらもちろんゴールだけを求めてやっていきたいと思ったし、そこは海外に来てよりハングリーになれたっていうか。今はまだ大迫選手に(ポジション争いで)勝てなくても、いずれ絶対に自分が一番だと証明してやる、という強い気持ちは今回の代表に来てからすごくあります」
日本代表のストライカーとしての自覚は、ゴールへの思いもより一層強くする。鈴木の成長は、大迫や岡崎慎司をはじめとしたライバルたちとの競争を激化させるはずだ。
「FWとして大事なことは、ゴールが取れる場所に1試合通していかに入り続けるかだ思う。これは続けるしかないですし、そこにボールが来れば絶対に決めるという自信を持ってやっていきたいと思っています」
経験を重ねて自信とともに進化を続ける鈴木の、日本代表を勝利に導くゴールに期待したい。
(取材:元川悦子、文:編集部)
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