【写真:Getty Images】
バルセロナ下部組織が生んだ逸材の一人として、将来を大いに嘱望されたイバン・デ・ラ・ペーニャ。トップチームの中心として活躍することを期待された天才MFだった。
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19歳でバルセロナのファーストチーム昇格を果たしたデ・ラ・ペーニャは早い段階から主力メンバーに定着。1996年に加入したブラジル代表FWロナウドに対して数多くのゴールをアシストするなど、バルサに国王杯優勝やUEFAカップウィナーズカップ優勝などのタイトルをもたらした。
デビューシーズンの1996年にレアル・サラゴサから奪った得点はデ・ラ・ペーニャにとってベストゴールのひとつ。ハーフウェイライン手前でボールを受けて前進すると、GKの位置を見極めて頭上を抜く正確な超ロングシュートをゴールネットへ送り込んだ。
バルサのトップチームで主力として活躍したのはデビューから2年ほどであり、その後はマルセイユやラツィオでも低調な時期を過ごすなど、残念ながら若手時代に期待されたほどの実績を残すことはできなかったと言わざるを得ないかもしれない。それでもキャリア後半は古巣のライバルクラブであるエスパニョールで中心選手となり、多くの成功をチームにもたらすとともに遅咲きのスペイン代表デビューも飾った。