【写真:MutsuFOTOGRAFIA】
レアル・サラゴサのラロ・アランテギSD(スポーツディレクター)は、MF香川真司の退団は同選手を戦力としていなかったことが唯一の理由であり、金銭面は無関係だと主張した。スペイン紙『マルカ』などが同SDのコメントを伝えている。
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香川は今月2日にサラゴサと双方合意のもとで契約を解除したことが発表された。昨季のスペイン2部で期待されたほどのパフォーマンスを見せられなかったことに加えて、チーム内で最高クラスの年俸がクラブにとって負担となっていたことも一因だと盛んに報じられていた。
だがアランテギSDは6日の会見で、金銭面は理由ではなかったと主張。「彼には(昨季)プレーオフ最終戦の1週間後にスポーツ面で戦力外だと考えていることを伝えた。それ以外の理由はない」と振り返っている。
香川には中東のクラブなどから好条件のオファーが届いているとも報じられていた。「サラゴサは彼のために動き、複数のオファーを受けていたが、全て断る結果となった。1ヶ月を経て契約を解除しなければならなくなったのは驚きだ」とアランテギSDは語る。「今のチーム内にはシンジほどの過去(実績)はなくとも、もっと良い現在と未来があり前進の可能性がある選手たちがいると考えている」と続けた。
香川はスペイン国内の他クラブに加入することを希望しているようだが、新天地は未決定。サラゴサは香川にクラブの練習施設を提供し、コンディション維持のためトレーニングを行うことを認めたと説明されている。
【了】