【写真:Getty Images】
【アーセナル 2-1 シェフィールド・ユナイテッド プレミアリーグ第4節】
プレミアリーグ第4節のアーセナル対シェフィールド・ユナイテッドが現地時間4日に行われた。試合は2-1でホームのアーセナルが勝利した。
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3試合を終えて2勝1敗のアーセナルと、ここまで3戦全敗のシェフィールド・ユナイテッドの対戦。リードを奪って主導権を握りたいところだったが、守備を固める相手からなかなかゴールを奪えず、前半を0-0で折り返す。
それでも61分にこじ開ける。ショートパスをつないで守備を崩すと、ペナルティーエリア右の深い位置からベジェリンがクロス。ファーサイドのサカがヘディングで合わせて1-0とした。
すると、その3分後に追加点。途中出場のペペが右サイドのスペースでパスを受けてドリブルで侵入すると、タイミングを外して左足のシュートを放ち、ゴール左隅に決めた。
終盤に1点を返されたアーセナルだが、逃げ切りに成功。苦しみながらも勝ち点3を手にした。
【得点者】
61分 1-0 サカ(アーセナル)
64分 2-0 ペペ(アーセナル)
83分 2-1 マクゴールドリック(シェフィールド・ユナイテッド)
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なぜ、あえて今アーセナルなのか。
あるアーセナル狂の英国人が「今すぐにでも隣からモウリーニョを呼んで守備を整理しろ」と大真面目に叫ぶほど、クラブは低迷期を迎えているにもかかわらず、である。
そのヒントはそれこそ、今に凝縮されている。
感染症を抑えながら経済を回す。世界は今、そんな無理難題に挑んでいる。
同じくアーセナル、特にアルセーヌ・ベンゲル時代のアーセナルは、一部から「うぶすぎる」と揶揄されながら、内容と結果を執拗に追い求めてきた。
そういった意味ではベンゲルが作り上げたアーセナルと今の世界は大いにリンクする。
ベンゲルが落とし込んだ理想にしどろもどろする今のアーセナルは、大袈裟に言えば社会の鏡のような気がしてならない。
だからこそ今、皮肉でもなんでもなく、ベンゲルの亡霊に苛まれてみるのも悪くない。
そして、アーセナルの未来を託されたミケル・アルテタは、ベンゲルの亡霊より遥かに大きなアーセナル信仰に対峙しなければならない。
ジョゼップ・グアルディオラの薫陶を受けたアーセナルに所縁のあるバスク人は、それこそ世界的信仰を直視するのか、それとも無視するのか。
“新アーセナル様式”の今後を追う。
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【了】