【写真:Getty Images】
マルセイユのアンドレ・ビラス=ボアス監督は、同クラブ所属の日本代表DF酒井宏樹がパリ・サンジェルマン(PSG)のFWネイマールから人種差別的な罵倒を受けた可能性があるとされた問題について、酒井の対応を称賛している。地元紙『ラ・プロヴァンス』が2日の会見でのコメントを伝えた。
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先月13日に行われたPSG対マルセイユ戦では終了間際に両チームの選手たちが衝突し、合計5人が退場となる騒動が発生。この試合の中で差別的な罵倒を行った疑いがあるとしてネイマールとマルセイユのDFアルバロ・ゴンサレスに対する調査が行われていたが、フランス・プロリーグ機構(LFP)は証拠不十分であるとして両者を処分無しとする決定を先日発表した。
酒井はネイマールから人種差別的な言葉を向けられたとされ、その証拠だとされる映像も出回っていたが、自身のインスタグラムで「もし仮に何か言われたとしてもお互い熱くなっている試合中の些細な出来事であり差別とは全く関係ありません」とコメント。ネイマールから差別は受けていなかったと主張した。
ビラス=ボアス監督は2日の会見でこの騒動についてコメントを述べた。「読唇は30%の信頼性しかなかった。それが委員会の決定だ。我々は満足している。アルバロとネイマールは差別主義者ではないと私は確信している」としつつ、酒井については「サカイは毅然とした人間だ。彼の振る舞いは良かった」と称賛している。
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