偉大なる血を継ぐ男
【写真:Getty Images】
MF:ダニエル・マルディーニ(イタリア/背番号27)
生年月日:2001年10月11日(18歳)
19/20リーグ戦成績:2試合出場/0得点0アシスト
19/20リーグ戦成績:11試合出場/7得点3アシスト(ミラン・プリマヴェーラ)
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祖父チェーザレ、父パオロの偉大な血を継ぐ「3代目」だ。マルディーニ家とミランは固い絆で結ばれており、クラブと共に今も歴史を築き続けている。だからこそ、このダニエルの台頭を心待ちにしているミラニスタは少なくないだろう。
ダニエルは昨季、プリマヴェーラ(U-19)での活躍を受けトップチームの北米遠征に帯同。バイエルン・ミュンヘン戦でトップチームデビューを飾った。その後は再びプリマヴェーラでプレー。最終的にリーグ戦11試合で7得点3アシストと申し分ない成績を収めていた。
待望の瞬間は第22節のエラス・ヴェローナ戦で訪れた。ダニエルはサム・カスティジェホと交代でピッチに投入。これが同選手にとってのセリエAデビューだった。プレー時間はわずか1分だったが、歴史的な瞬間であった。ダニエルは試合後に「デビューは夢だった」とコメントしている。
祖父チェーザレと父パオロは偉大なDFだったが、ダニエルは攻撃的な選手だ。トップ下もできればサイドでもプレーでき、卓越した戦術眼と優れた足元の技術を武器に攻撃のグレードを引き上げる。左右両足を器用に使いこなすあたりは、同じく左右両足を遜色なく使った父親譲りと言えるかもしれない。
第1節ボローニャ戦、続く第2節のクロトーネ戦とベンチには入ったが、出番は訪れなかった。今後もステファノ・ピオーリ監督の下で出場機会は限られてくるはずだが、歴史の1ページに刻まれるミランでの初ゴールを記録する日が来るのか。注目したい。