【写真:Getty Images】
ローマとイタリア代表のレジェンドであるフランチェスコ・トッティ氏が、自身の“声”で9ヶ月間にわたる昏睡状態から目を覚ましたという18歳の女性の病院を訪問した。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などイタリア複数メディアが伝えている。
【今シーズンのセリエAはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
トッティが対面したのはイレニア・マティッリさん。ラツィオの女子チームに所属する女子サッカー選手だが、その宿敵であるローマのサポーターでもあるという彼女は、昨年12月に交通事故に巻き込まれて以来昏睡状態に陥っていた。
だが先日、イレニアさんは実に9ヶ月ぶりに目を覚ました。両親によれば、事故で入院しているイレニアさんのことことを知ったトッティ氏からビデオメッセージが届けられ、その声を聞かせたことも覚醒の助けになったという。「イレニア、諦めるな。君はやれる。みんな君と一緒にいる」とトッティ氏はメッセージを収録していた。
両親からの呼びかけに応えてトッティ氏は28日に病院を訪問し、目を覚ましたイレニアさんとの対面が実現した。「もっと早く知っていればもっと何かできたのに。イレニアと会えたことはすごく感動的だった。退院する時にはまた会いに来るよ」とトッティ氏はコメントしている。
トッティ氏はイレニアさんにサインを入れたローマのユニフォームもプレゼント。イレニアさんの父親は「これからの道のりはまだ長いので今日の対面が力になることを願いたい。フランチェスコはイレニアが歩けるようになった時には一緒に食事をしに来ると約束してくれた」と話している。
【了】