【写真:Getty Images】
イタリア・セリエAのジェノアで多くの新型コロナウイルス感染者が確認され、場合によっては今週末のセリエA全試合の開催に影響が及ぶ可能性も懸念されている。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』や『スカイ』など複数メディアが伝えた。
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ジェノアでは26日の時点でGKマッティア・ペリン、翌27日の時点でMFラセ・シェーネの陽性反応を確認。その後の検査でも陽性反応の検出が続き、最終的にクラブ内で14人の感染が確認されたと発表されている。
詳細は明らかにされていないが、イタリアメディアによれば陽性となったのは選手が11人、スタッフが3人とみられる。ウイルス感染による症状が出ているのはスタッフ1人のみであり、入院している者はいないという。
イタリアでは、試合を中止する基準となる具体的な感染者数などは設定されていない。だがジェノアは保健当局からの指示を受けて練習を含めた活動を停止しており、10月3日に予定されるジェノア対トリノ戦は延期となることが濃厚視されている。
しかし、影響はそれだけにとどまらないかもしれない。27日に行われた試合でジェノアと対戦したナポリにも、選手が感染した可能性があるのではないかという不安が広がっているようだ。ナポリは10月4日にアウェイでのユベントス戦を予定しているが、ナポリでも感染者が確認された場合は今週末の第3節全体の延期もあり得るという見通しを『ガゼッタ』は伝えている。
ナポリでは全選手を隔離した上でPCR検査を実施している。最終結果の確定には48時間の間隔を空けて2度目の検査が必要であり、結果が出るのは金曜日になると見込まれている。
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