【写真:Getty Images】
フランス1部のマルセイユに所属する日本代表DF酒井宏樹は、今月20日に行われたリーグアン第3節のリール戦に出場した時点でマルセイユでの公式戦通算150試合出場を達成した。クラブ公式ウェブサイトでは150試合出場を記念する特別インタビューを行っている。
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酒井は2016年夏にドイツのハノーファーからマルセイユに加入し、4年間あまりの時期をほぼレギュラーの右サイドバックとしてプレー。今季から加入した長友佑都と初の共演となったリール戦が通算150試合の節目となった。
「本当に単純に嬉しいですし、このようなクラブで150試合プレーできたというのは本当に誇りに思います」と酒井は記録達成についてコメント。「ここでプレーする意味は本当に大きく感じます。たぶん日本の皆さんが思っている以上にここでの戦いというのはすごく激しく責任の大きいもので、その1試合1試合が僕を人間的にもプレーヤー的にも大きくしてくれたと思います」
マルセイユは、「僕にとっては自分を救ってくれたクラブ」だと酒井は語る。「ドイツで2部に降格してしまった自分に声をかけてくれたのはマルセイユですし、ヨーロッパの良いチーム、行きたいチームから声がかからなかった場合は日本に帰ろうと思っていたので」とその理由を説明している。
マルセイユで150試合を戦ってきて最も思い出深い一戦としては、ヨーロッパリーグ準々決勝でバースデーゴールを挙げた2018年4月のRBライプツィヒ戦を挙げた。「やっぱり誕生日にゴールを決めたライプツィヒの試合は自分の中でも思い出になっています」と酒井。その試合こそがマルセイユで過ごした時期の中で最も象徴的な試合だとしつつ、「これからまたそれ以上のものがあることを期待して頑張っていきます」と意気込みを示した。
このクラブでのプレーを終える時が来れば、その後は日本に復帰することを考えているようだ。「希望としてはヨーロッパでのキャリアはここで終わらせたいと思いますし、次に選ぶ道は日本という形が僕の中では一番理想の道筋です」と、マルセイユを欧州最後のクラブにしたいという思いを語っている。
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