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リバプール期待の新戦力5人。ジョッタ、チアゴら獲得で死角なし、10代の若手も台頭でプレミア連覇を狙う

リバプールは昨季、悲願のプレミアリーグ制覇を成し遂げた。ディフェンディングチャンピオンとして臨む今季は、ディオゴ・ジョッタやチアゴ・アルカンタラらを獲得。主力級の補強がなかった昨夏から一転、課題とされていた選手層に厚みをもたらす補強を見せている。今回は、3連覇を達成した1983/84シーズン以来となる王者防衛を目指すリバプールに加わった新戦力と、ブレイクが期待される若手選手5人を紹介する。

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

待ち焦がれた左サイドバック

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【写真:Getty Images】

コスタス・ツィミカス(ギリシャ代表/背番号21)
生年月日:1996年5月12日(24歳)
19/20リーグ戦成績:20試合出場/0得点5アシスト(オリンピアコス)


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 かねてから補強ポイントに挙げられていたサイドバックに、最高の適任者を手に入れた。リバプールはオリンピアコスからコスタス・ツィミカスを獲得。契約期間は5年、移籍金は1170万ポンド(約16億2000万円)と報じられている。

 ギリシャの名門・オリンピアコスの下部組織出身で、デンマークやオランダで経験を積んでトップチームに定着した。一昨季終盤に左サイドバックで出場機会を掴むと、昨季はチームのリーグ優勝に大きく貢献。UEFAチャンピオンズリーグではトッテナム、UEFAヨーロッパリーグの決勝トーナメントではアーセナルとウォルバーハンプトンとも対戦。アーセナル撃破にも貢献している。

 ドリブル、クイックネス、足下の技術はいずれもサイドバックとしては高水準で、絶妙なタイミングで放たれるクロスボールはチャンスに直結する。ハードな対人守備や果敢な攻め上がりも含め、プレースタイルはアンドリュー・ロバートソンを彷彿とさせる。

 守備面での問題を抱えていたアルベルト・モレノは、出場機会を得られずに昨夏限りでチームを去っている。ツィミカスは守備でも貢献できる選手だが、プレミアリーグの舞台で指揮官の信頼を得ることができるか。ロバートソンの負担を減らすことができれば、リバプールにとっては成功と言えるだろう。

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