目次
⚫︎「待ち焦がれた左サイドバック」コスタス・ツィミカス
⚫︎「ジェラードの薫陶を受けたMF」カーティス・ジョーンズ
⚫︎「成長著しいウェールズ代表SB」ネコ・ウィリアムズ
⚫︎「欧州王者から加入したプレーメーカー」チアゴ・アルカンタラ
⚫︎「真のオプションと言わしめたアタッカー」ディオゴ・ジョッタ
待ち焦がれた左サイドバック
【写真:Getty Images】
コスタス・ツィミカス(ギリシャ代表/背番号21)
生年月日:1996年5月12日(24歳)
19/20リーグ戦成績:20試合出場/0得点5アシスト(オリンピアコス)
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かねてから補強ポイントに挙げられていたサイドバックに、最高の適任者を手に入れた。リバプールはオリンピアコスからコスタス・ツィミカスを獲得。契約期間は5年、移籍金は1170万ポンド(約16億2000万円)と報じられている。
ギリシャの名門・オリンピアコスの下部組織出身で、デンマークやオランダで経験を積んでトップチームに定着した。一昨季終盤に左サイドバックで出場機会を掴むと、昨季はチームのリーグ優勝に大きく貢献。UEFAチャンピオンズリーグではトッテナム、UEFAヨーロッパリーグの決勝トーナメントではアーセナルとウォルバーハンプトンとも対戦。アーセナル撃破にも貢献している。
ドリブル、クイックネス、足下の技術はいずれもサイドバックとしては高水準で、絶妙なタイミングで放たれるクロスボールはチャンスに直結する。ハードな対人守備や果敢な攻め上がりも含め、プレースタイルはアンドリュー・ロバートソンを彷彿とさせる。
守備面での問題を抱えていたアルベルト・モレノは、出場機会を得られずに昨夏限りでチームを去っている。ツィミカスは守備でも貢献できる選手だが、プレミアリーグの舞台で指揮官の信頼を得ることができるか。ロバートソンの負担を減らすことができれば、リバプールにとっては成功と言えるだろう。