【写真:Getty Images】
ドイツ1部のブレーメンに所属する大迫勇也は、ブンデスリーガ開幕戦での低調なパフォーマンスにより厳しい状況に置かれている。独紙『ビルト』や『ヴェーザー・クーリアー』などが伝えた。
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大迫は現地時間19日に行われたシーズン開幕戦のヘルタ・ベルリン戦に先発で出場したが、0-2で迎えたハーフタイムに交代。ブレーメンはホームでの開幕戦に1-4の大敗を喫し、大迫は地元紙が単独最低点の採点をつけるなどパフォーマンスに対して酷評を受けていた。
『ビルト』によればこの試合での大迫はボールタッチ数21回にとどまり、パス成功率は57%と低い数字。「忘れたいような出場だった」「完全に失望させた」と同紙は述べつつ、「またしても見慣れた中身のない試合だった」「昨季終盤には調子を上げていたが、大迫はまた以前の顔を見せた」と、低調なプレーが今回に限ったことではないことも強調している。
ハーフタイムを終え大迫の交代が告げられた時には、観客席から交代を歓迎する拍手が上がっていたという。地元紙『ヴェーザー』は「この日最大の喝采だった」と述べ、一般的にブレーメンのサポーターは昨季の低迷中も応援を続けるなど寛容な傾向があるが「一人の選手に対してはもう当てはまらない」と大迫の置かれた立場を伝えている。
ブレーメンのフランク・バウマンSD(スポーツディレクター)も大迫のパフォーマンスについてコメントを求められた。「私は個々の選手を批判する人間ではない。全員が苦しい状況であり、ユウヤも他の選手たちと同じくその一部だ」と同SDは大迫個人について具体的な批評は避けている。
ブレーメンは26日に行われる次節の試合でシャルケと対戦。カップ戦も含めてここまで開幕から2試合連続で先発起用されている大迫だが、「この状況ではもう一度チャンスを与えられるかどうかは疑わしい」と『ビルト』は見通しを示している。
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