【写真:Getty Images】
スペイン2部のレアル・サラゴサに所属するMF香川真司は、サラゴサとの契約解除に応じることは決めたものの、希望するスペイン国内からのオファーはない状況だという。地元紙『エル・ペリオディコ・デ・アラゴン』が13日付で伝えた。
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昨季のサラゴサで大きな期待に応えるだけのパフォーマンスは見せられず、クラブにとっては高額な年俸が負担となることからも、退団の可能性が取りざたされている香川。チームには合流したものの去就が不確定な状況が続き、12日に行われたプレシーズンのヘタフェ戦にもベンチ入りしなかった。
サラゴサはセルタからのレンタルでウルグアイ人FWガブリエル・フェルナンデスを獲得することも決まり、2つしかないEU外外国人枠を使うことになるため、香川の退団の可能性はさらに高まったとみられている。ルベン・バラハ新監督の構想の中に「現時点で香川の居場所はない」と地元紙は述べている。
こういった状況の中、香川は退団に応じることを決め、契約解除に向けてクラブとの最初の交渉を行ったと同紙は報道。だが香川の希望するスペイン国内他クラブからのオファーがないため「解決が近いようには見えない」状況でもあり、移籍市場の終盤まで長引く可能性があるという見通しも示されている。
地元紙によれば1部に昇格したカディスが香川に関心を示していたものの、オファーには至らず。また2部の他クラブからいくつか打診もあったが、年俸や外国人枠が障害となる状況はサラゴサと変わらないため厳しいとの見通しも示されている。
香川に対してはカタールから好条件のオファーがあるほか、MLS(メジャーリーグサッカー)やトルコなども移籍先の候補だとされている。だが本人はあくまでスペインでのプレー続行の可能性を探りたいと考えているようだ。
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