現役時代にセルビア代表として活躍し、2010年ワールドカップでもプレーしたデヤン・スタンコビッチ氏が現地時間11日に42歳の誕生日を迎えた。

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　スタンコビッチ氏はセルビアのレッドスター・ベオグラードの下部組織で育ち、1994年にトップチームへ昇格。1998年7月にはラツィオへ移籍し、1999/00シーズンにはセリエA優勝を経験している。

　2004年1月にインテルへ移ると、2004/05シーズンは公式戦47試合で6得点10アシストを記録し主力として活躍。2009/10シーズンはセリエA、コッパ・イタリア、チャンピオンズリーグ（CL）の3冠を達成した。

　スタンコビッチ氏が記憶に残る神業級のスーパーゴールを決めたのは2011年4月5日の試合。ホームで行われたCL準々決勝1stレグのシャルケ戦（内田篤人も出場）で、スタンコビッチ氏はマイコン、ヴェスレイ・スナイデル氏、ハビエル・サネッティ氏などと共に先発出場を果たした。

　開始1分、インテルのエステバン・カンビアッソ氏がロングボールを前線に送ると、果敢に飛び出したシャルケのGKマヌエル・ノイアーがワンバウンドしたボールを頭で弾き飛ばす。センターライン付近まで飛んだ浮き玉をスタンコビッチ氏が勢いよくダイレクトで振り抜き、ノーバウンドでゴールを決めた。

　最終的に2-5で試合には敗れているが、CLの歴史に刻まれる印象的な試合となった。欧州サッカー連盟（UEFA）のCL公式ツイッターが、スーパーゴールを決めるスタンコビッチ氏のプレーを動画付きで紹介している。