【写真:Getty Images】
【フラム 0-3 アーセナル プレミアリーグ第1節】
プレミアリーグ第1節、フラム対アーセナルの試合が現地時間12日に行われた。アーセナルが3-0の勝利をおさめている。
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フラムは2019/20シーズンのチャンピオンシップ(イングランド2部)で4位入りを果たした後、プレーオフを制してプレミアリーグに昇格したクラブ。そのフラムとの開幕戦で、アーセナルはピエール・エメリク・オーバメヤンやアレクサンドル・ラカゼット、新加入のウィリアンなどを先発起用している。
9分、ウィリアンのシュートはフラムのGKマレク・ロダクに防がれるが、こぼれ球をラカゼットが押し込みアーセナルに先制点が入った。49分には、ウィリアンのコーナーキックからガブリエウがヘディングシュートを決めて追加点。さらに57分、ウィリアンのパスを受けたオーバメヤンがシュートを放ちチーム3点目を決める。リードを守り切ったアーセナルが3-0の勝利をおさめ、2020/21シーズンで白星スタートを切った。
【得点者】
9分 0-1 ラカゼット(アーセナル)
49分 0-2 ガブリエウ(アーセナル)
57分 0-3 オーバメヤン(アーセナル)
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≪書籍概要≫
なぜ、あえて今アーセナルなのか。
あるアーセナル狂の英国人が「今すぐにでも隣からモウリーニョを呼んで守備を整理しろ」と大真面目に叫ぶほど、クラブは低迷期を迎えているにもかかわらず、である。
そのヒントはそれこそ、今に凝縮されている。
感染症を抑えながら経済を回す。世界は今、そんな無理難題に挑んでいる。
同じくアーセナル、特にアルセーヌ・ベンゲル時代のアーセナルは、一部から「うぶすぎる」と揶揄されながら、内容と結果を執拗に追い求めてきた。
そういった意味ではベンゲルが作り上げたアーセナルと今の世界は大いにリンクする。
ベンゲルが落とし込んだ理想にしどろもどろする今のアーセナルは、大袈裟に言えば社会の鏡のような気がしてならない。
だからこそ今、皮肉でもなんでもなく、ベンゲルの亡霊に苛まれてみるのも悪くない。
そして、アーセナルの未来を託されたミケル・アルテタは、ベンゲルの亡霊より遥かに大きなアーセナル信仰に対峙しなければならない。
ジョゼップ・グアルディオラの薫陶を受けたアーセナルに所縁のあるバスク人は、それこそ世界的信仰を直視するのか、それとも無視するのか。
“新アーセナル様式”の今後を追う。
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【了】