【写真:Getty Images】
アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督から練習参加を禁止されていた21歳のフランス人MFマテオ・ゲンドゥージが、ついにトレーニング参加を認められたようだ。9日に英紙『メトロ』が報じている。
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事の発端は今年2月、ゲンドゥージがアルテタ監督と激しく衝突し、ニューカッスル戦でベンチ外に。新型コロナウイルスの影響でリーグ戦が中断された後、再開後のマンチェスター・シティ戦とブライトン戦は出場していたが、サウサンプトン戦以降の試合は欠場していた。
同紙によると、アーセナルは今夏の移籍市場でゲンドゥージの売却を考えていたが、現時点で適切なオファーは届いていないという。アトレティコ・マドリードに所属するガーナ代表MFトーマス・パーテイの獲得も実現しなかったため、アルテタ監督はゲンドゥージにチャンスを与えることにしたようだ。練習に復帰したゲンドゥージ、果たして信頼を取り戻すことは出来るのだろうか。
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≪書籍概要≫
なぜ、あえて今アーセナルなのか。
あるアーセナル狂の英国人が「今すぐにでも隣からモウリーニョを呼んで守備を整理しろ」と大真面目に叫ぶほど、クラブは低迷期を迎えているにもかかわらず、である。
そのヒントはそれこそ、今に凝縮されている。
感染症を抑えながら経済を回す。世界は今、そんな無理難題に挑んでいる。
同じくアーセナル、特にアルセーヌ・ベンゲル時代のアーセナルは、一部から「うぶすぎる」と揶揄されながら、内容と結果を執拗に追い求めてきた。
そういった意味ではベンゲルが作り上げたアーセナルと今の世界は大いにリンクする。
ベンゲルが落とし込んだ理想にしどろもどろする今のアーセナルは、大袈裟に言えば社会の鏡のような気がしてならない。
だからこそ今、皮肉でもなんでもなく、ベンゲルの亡霊に苛まれてみるのも悪くない。
そして、アーセナルの未来を託されたミケル・アルテタは、ベンゲルの亡霊より遥かに大きなアーセナル信仰に対峙しなければならない。
ジョゼップ・グアルディオラの薫陶を受けたアーセナルに所縁のあるバスク人は、それこそ世界的信仰を直視するのか、それとも無視するのか。
“新アーセナル様式”の今後を追う。
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【了】