【写真:Getty Images】
トルコのガラタサライを退団してフリーとなっていた日本代表DF長友佑都は、フランス1部のマルセイユに加入することが決定した。地元紙『ラ・プロヴァンス』は1日付で、これまでのキャリアの中で長友を指導した3人のコーチたちによるコメントを伝えている。
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マルセイユにはDF酒井宏樹も所属しており、日本代表の両サイドバックとして長年プレーしてきた2人が同じクラブでプレーすることになった。今月12日で34歳になるという年齢もあり、長友は左サイドバックのレギュラーであるジョルダン・アマヴィのバックアップという位置づけでの補強だと見なされている。
日本代表でヴァイッド・ハリルホジッチ元監督のアシスタントだったジャック・ボヌべー氏は現在サンテティエンヌでコーチを務めており、長友の加入後2戦目となる今月17日の試合で対戦する。「ヒロキが右に、ナガトモが左にいるところを見ると笑ってしまいそうだ。2週間後に会う時には記憶が蘇るね」とコメントしている。
インテルの元コーチだったクリスティアン・ダミアーノ氏は、年齢は長友にとって問題にならないと主張。「何の意味もない。全ては生活習慣次第だ。クリスティアーノ・ロナウドや(ズラタン・)イブラヒモビッチを見ても全く衰えていない。“ナガ”はそういう選手の一人だ」とコンディションに太鼓判を押した。
ハリルホジッチ体制の元日本代表フィジカルコーチであり、現在フランス代表とナントのフィジカルコーチを務めるシリル・モワンヌ氏も、長友が単なる控えで終わることはないと予想している。「監督にとって本当に喜ばしい存在だ。ユウトはポジションを手に入れるために全力を尽くす。ベンチに座ることに満足はしない。メンバー選択の悩みを引き起こすことになるだろう」と見通しを示した。
インテルで過ごした時期にもたびたびレギュラーポジションを失いかけたが、そのたびに取り戻してきた長友。マルセイユでもその力をアンドレ・ビラス=ボアス監督にアピールしていくことが期待される。
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