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欧州各国クラブ、主要移籍まとめ。新天地を求めた選手の能力値を紹介、今回はこの5人(8)

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

プロビンチャの躍進を支えたMF

マリオ・パシャリッチ
マリオ・パシャリッチの能力値や19/20リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

MF:マリオ・パシャリッチ(クロアチア代表)
生年月日:1995年2月9日(25歳)
市場価格:2500万ユーロ(約30億円)
19/20リーグ戦成績:35試合出場/9得点5アシスト(アタランタ)
移籍先:チェルシー→アタランタ ※レンタルから完全移籍へ移行
移籍金:1500万ユーロ(約18億円)


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 2018/19シーズンに期限付きという形でアタランタに加入。新天地1年目から好パフォーマンスを披露し、昨年夏にレンタル期間延長を掴み取った。そして、アタランタ在籍2年目となった2019/20シーズンは公式戦45試合の出場で12得点7アシストをマーク。チャンピオンズリーグ(CL)・ベスト8進出などに貢献している。

 クラブはその活躍を高く評価し、買い取りオプションを行使して完全移籍に移行したことを6月22日に発表。移籍金は1500万ユーロ(約18億円)とされている。なお、元イングランド代表リオ・ファーディナンド氏は、評価上昇中のパシャリッチを1試合も出場させず売却したチェルシーは「クレイジー」と言っていた。

 パシャリッチは非常に運動量が豊富なボックストゥボックス型であり、積極果敢にボールへ絡んでいける選手だ。身長188cm・体重82kgと申し分ない体躯も誇っており、ダイナミックなプレーで攻撃を活性化。短い出場時間の中でも流れを変えられる存在でもある。

 それに加え足元の技術も非凡で、繊細なラストパスからチャンスを生み出すことも少なくない。フィニッシュ精度もシーズンを重ねるごとに着実に高まっている。守備面での対応には若干の不安を残すが、来季以降もアタランタにとって頼もしい存在となりそうだ。

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