【写真:Getty Images】
フランクフルトのアディ・ヒュッター監督は、契約延長に向けた交渉が難航している日本代表FW鎌田大地にメッセージを送った。独紙『ビルト』などが同監督のコメントを伝えている。
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ベルギーへのレンタルを経て大きく成長し、2019/20シーズンのフランクフルトでは主力として活躍を見せた鎌田。2021年6月までの残り1年となる契約を延長する可能性は高いと予想され、クラブは当初7月中にサインを完了させたいという見通しを示していた。
だがその後、新たな契約に向けた交渉が難航していることが報じられ始めた。『ビルト』によれば、選手報酬の一部をカットする「パンデミック条項」の設定に代理人が難色を示していることが理由だという。残り1年の契約が延長されなければ、移籍金ゼロでの退団となることを避けるため、クラブとしては今年の夏に鎌田を売却することを検討せざるを得なくなる。
ヒュッター監督は、自身も契約延長に向けた交渉を行っているが、鎌田との契約交渉の方が「それ以上に重要」だとコメント。チームの重要な戦力として引き留めたいという考えを改めて強調した。
「昨季のレベルを維持するか、さらに向上させるため、彼にはここに残るようにアドバイスしたい。それができたとすれば別のどこかへ行くことを阻むものは何もないだろう」とヒュッター監督。昨季と同じかそれ以上の活躍をもう1年見せればさらなるステップアップも可能だという見通しを示している。
【了】