【写真:Getty Images】
ドイツサッカー連盟(DFB)が9月に行われるU-20デンマーク代表戦に向けて24人の招集メンバーを発表。ドルトムントの下部組織(U-19)に所属する15歳のFWユスファ・ムココも招集された。
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ムココは2004年11月にカメルーン人の両親から生まれたドイツ国籍を持つ少年。11歳にしてザンクト・パウリのU-15カテゴリーでチームの中心としてゴールを量産し、2016年5月にドルトムントの下部組織へ移籍する。当時12歳でU-16ドイツ代表に招集されると4試合の出場で3得点を記録した。昨季はドルトムントU-17でリーグ戦25試合に出場し46得点8アシストを記録。当時13歳ながらU-17ブンデスリーガの最多得点記録を樹立し、その活躍を受けて今季はドルトムントU-19に昇格した。
すると、デビュー戦で6得点の大活躍。その後もコンスタントに得点を量産し、最終的に今季はリーグ戦20試合で34得点9アシスト、UEFAユースリーグでは7試合で4得点1アシストを記録した。11月20日に16歳の誕生日を迎えると、ブンデスリーガの出場も可能となる。今年中にトップチームへ昇格する可能性もあり、それに先駆けて今月からトップチームの練習に加わっていた。
ムココは今年2月に初めてU-19ドイツ代表に招集され、U-19欧州選手権予選のウェールズ戦、オーストリア戦、セルビア戦を戦う予定だった。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により試合は延期に。
そして今回は、U-19ドイツ代表ではなくU-20ドイツ代表に初招集されている。2001年や2002年生まれの選手が揃う中で、2004年の生まれの選手が選出されるのは異例の出来事だ。当然ながら、ムココはチームの中で一番若い選手となっている。果たして、どのような活躍を見せるのだろうか。
【了】