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アトレティコ、スペイン代表招集ゼロ。休養与えるためクラブが連盟に要請とスペイン紙

text by 編集部 photo by Getty Images

アルバロ・モラタ
【写真:Getty Images】

 アトレティコ・マドリードが、スペインサッカー連盟(RFEF)に同クラブの選手を招集しないよう要請していたようだ。スペイン『アス』が現地時間21日に報じた。

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 RFEFは20日に9月3日と6日に行われるUEFAネーションズリーグに臨む招集メンバー24名を発表。17歳のバルセロナFWアンス・ファティやマンチェスター・シティMFフェラン・トーレスら6名が初招集となった。しかし、メンバーにはアトレティコの選手が1名も含まれていない。

 同メディアによると、アトレティコはRFEF側にクラブの選手を招集しないようレターを送ったという。アトレティコではFWアルバロ・モラタ、MFサウール・ニゲス、MFコケ、MFマルコス・ジョレンテが56名のプレリストに入っていた。しかしこの4名がネーションズリーグに参加してしまうと、スペインプロサッカー選手協会(AFE)が定める3週間の休養を取るができないため、アトレティコはスペイン代表に招集しないよう要請したようだ。

 アトレティコは8月13日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ライプツィヒ戦で敗戦し、今季終了となった。バルセロナも準々決勝まで残ったが、アトレティコだけがRFEFと他のサッカー連盟に要請していたという。

 その後RFEFはアトレティコの要請を受理。だが、各クラブは代表招集に応じる義務があるため、RFEFは欧州サッカー連盟(UEFA)と国際サッカー連盟(FIFA)に提案。そしてUEFA、FIFA、欧州クラブ協会(ECA)が代表招集を強制としないことで合意に達したという。

 これは新型コロナウイルスの影響で日程が大幅に変更となったことを考慮しての選択であるだろう。アトレティコと同じくCL準々決勝を戦ったバルセロナからは2名が選出されているが、RFEFへの要請によってアトレティコからは招集ゼロという形となったようだ。

【了】

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