【写真:Getty Images】
ラツィオへの加入が濃厚と報じられてきた元スペイン代表MFダビド・シルバだが、レアル・ソシエダへの電撃移籍が17日に発表された。ラツィオのイグリ・ターレSD(スポーツディレクター)は、ダビド・シルバの選択を非難する声明を出している。
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ダビド・シルバは10年間にわたって主力として活躍してきたマンチェスター・シティを2019/20シーズン限りで退団。数日前まではラツィオへの移籍がほぼ確実だと言われながらも決定に至らず、カタールからのオファーなども噂されていた。だが移籍先は全く予想されていなかったソシエダに決まった。
ラツィオはダビド・シルバの“裏切り”に対して激怒しているとの見方も伝えられていたが、移籍決定から一夜明けた18日にはクラブSDが公の形で同選手を非難。ラツィオが獲得に迫っていたという報道が事実であったこともうかがわせている。
「ダビド・シルバのレアル・ソシエダへの移籍を知った。私は選手として彼を強く尊敬しているが、人間としては尊敬しない」とターレSD。ごく短いコメントながらも、クラブ公式ウェブサイト上に声明として掲載する形で正式にダビド・シルバへの抗議を表明している。
伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などによれば、ラツィオはダビド・シルバと今月7日頃から契約の合意に達していたという。年俸400万ユーロ(約5億円)での3年契約に、住居やプライベートジェットなど各種の恩恵を提供する条件だったとされている。だが最後のサインを残すのみという状況でソシエダが表れ、ラツィオにとっては“強奪”された形となったようだ。
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