【写真:Getty Images】
チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝のバルセロナ対バイエルン・ミュンヘン戦が現地時間14日に行われ、8-2で勝利を収めたバイエルンが準決勝進出を果たした。衝撃的なスコアとなった試合が残した数々の記録についても、欧州サッカー連盟(UEFA)公式ウェブサイトや各国メディアが伝えている。
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CL決勝トーナメントで1試合8得点を記録したチームは今回のバイエルンが史上初。2チーム合計で10得点というゴール数も決勝トーナメントでは大会史上最多となった。グループステージも含めると、2016年のボルシア・ドルトムント対レギア・ワルシャワ戦(8-4)で記録された計12得点が大会最多記録となっている。
また、バルセロナはこれまで欧州の大会の試合では最大でも5失点しか喫したことがなく、ワースト記録を大幅に更新する史上最悪の敗戦。国内の試合を含めても、バルサが8失点を喫した試合は実に74年ぶりとなる。前回は1946年、コパ・デル・レイ(国王杯)でセビージャに0-8の敗戦を喫した試合だった。
リオネル・メッシにとっても、キャリアを通して最悪のスコアで敗れた試合となった。これまでのワーストスコアは2009年、ワールドカップ南米予選でアルゼンチン代表がボリビア代表に1-6の敗戦を喫した試合だった。
バイエルンとしてはCLでクラブ史上初の1試合8得点。また、CL決勝トーナメントの試合で最も早く4得点を挙げたチームとなった。2014/15シーズン準々決勝2ndレグのポルト戦でバイエルンが前半36分までに4点を挙げたのがこれまでの最速記録だったが、今回は「31分」で自らのクラブが保有していた記録を塗り替えている。
決勝トーナメント1回戦でレアル・マドリードとバレンシア、準々決勝でアトレティコ・マドリードも敗れたことで、スペイン勢は今大会ここで全滅。準決勝にスペインのチームがひとつも残らないのは、2006/07シーズン以来実に13年ぶりとなった。
これまでに準決勝進出を決めた3チームの監督は、バイエルンのハンジ・フリック監督、RBライプツィヒのユリアン・ナーゲルスマン監督、パリ・サンジェルマンのトーマス・トゥヘル監督といずれもドイツ人。同じ国籍の監督3人が準決勝に勝ち残るのは大会史上初だという。
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