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クラスター発生のサガン鳥栖、一定期間の活動休止へ。竹原社長「強い自粛をしていく」

text by 編集部

サガン鳥栖
サガン鳥栖

 クラブ内で合計10人の新型コロナウイルス感染者が確認されたことを受け、サガン鳥栖の竹原稔社長が12日に緊急会見を開いた。感染判明についての詳細や、今後の見通しについて説明が行われている。

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 鳥栖では10日に金明輝監督からPCR検査で陽性反応が検出され、その後チームスタッフや選手89人にPCR検査を実施。監督に加えてトップチーム選手6名、スタッフ3名の感染が確認された。その影響により、12日に開催が予定されていたJリーグYBCルヴァンカップのサンフレッチェ広島戦は中止となっている。

 合計10人の陽性確認により、「佐賀県からクラスターと発表されているので、クラスターを起こしてしまった認識でいる」と竹原社長。感染経路については調査中ではあるが、クラブとしては厳格な感染予防の対策を取った上で「それでも出てしまった」と改めてウイルス対応の難しさを痛感している様子を見せた。

 今後に向けては「これ以上感染しないための強固な自粛をしていく」と表明。明日13日以降についてはトップチームの全体練習を中止し、「自宅で自粛。不要不急の外出は一切認めない方向性」で隔離を徹底していく方針を示した。クラブのグラウンドは開放せず、選手による個人練習も認めないとのことだ。

 鳥栖は保健所から14日間の活動自粛の要請を受けており、今後25日頃までが活動休止期間の一応の目安になるとのこと。だがあくまで「目安」であり、今後の状況変化への対応などの可能性も含めて確定した日程ではないことも竹原社長は強調している。

 その目安となる期間中に、鳥栖はJ1第10節のガンバ大阪戦(15日、ホーム)、第11節のベガルタ仙台戦(19日、アウェイ)、第12節の北海道コンサドーレ札幌戦(23日、ホーム)の3試合を予定している。現時点では開催の可否などについて正式な決定は下されていない。

「ある程度日数が経たないと、これ以上感染しないという確証は得られない。相手チームもあるので、それが担保されるまでは開催できないという思いをお伝えしている」と竹原社長は試合が中止となる可能性を示唆。だが正式な対応は今後Jリーグと協議の上で決定次第発表するとのことだ。

【了】

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