サガン鳥栖
J1のサガン鳥栖は12日、クラブ内で11日に実施した新型コロナウイルス感染のPCR検査の結果により、トップチームスタッフ3名およびトップチーム選手6名の計9名から陽性反応が確認されたことを発表した。
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11日午後には、前日に金明輝監督から新型コロナウイルス感染の陽性反応が検出されたことが発表されていた。その後の検査により、複数名が「陽性」または「陽性の可能性が高い」と診断されたとして、12日に開催が予定されていたJリーグYBCルヴァンカップグループステージ第3節のサンフレッチェ広島対鳥栖戦は中止が決定された。
その後開かれた緊急会見の中で、鳥栖は2名が「陽性」、7名が「陽性疑い」と診断されたことを明らかにしていた。「陽性疑い」の7名に対しては再検査が行われたが、全員の陽性が確認されたことになる。また、陽性判定者以外にはクラブ内で新型コロナウイルス感染症や風邪の症状などを呈している者はいないとされている。
クラブの経過説明によれば、陽性と判定された9人の大半は無症状のようだ。体温についてはスタッフ1名のみが12日に37.5℃となっているのを除けば、全員が9日から12日まで36℃台以下。また選手1名のみが11日から12日にかけて「のどの痛み有り」だが、それ以外の者は体調不良や味覚・嗅覚障害などの症状を訴えてはいないとのことだ。
監督を含めて計10人の新型コロナウイルス感染が確認されたことで、鳥栖のトップチームが保健所から「クラスター」と認定される可能性もある。一定期間のチーム活動停止や試合日程の変更など、今後に大きな影響が及ぶことになるかもしれない。
【了】