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ウルブス対セビージャ、予想スタメン&プレビュー。火花を散らす戦術家対決、注目は左WG?【EL準々決勝】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

マッチプレビュー

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【写真:Getty Images】

 ウォルバーハンプトンは1959/60シーズン以来、実に50シーズンぶりにヨーロッパの大会で準々決勝に駒を進めた。対するセビージャは13/14シーズンからこの大会で3連覇。再興クラブと常連クラブという対照的な顔合わせとなった。

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 スポーツダイレクターに復帰したモンチはロペテギを監督に招聘し、大型補強を敢行して戦力を揃えた。結果、指揮官はリーグ3位の失点数を誇る守備陣を構築し、3位のアトレティコ・マドリードに並ぶ勝ち点70を獲得して来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を確保している。

 リーグ屈指のディフェンスを誇る一方で、攻撃陣は今季の課題になった。リーグ戦で2ケタ得点を挙げたのは14ゴールのルーカス・オカンポスだけだった。

 そこで期待したいのはムニル・エル・ハッダディ。リーグ戦終盤に3ゴールを挙げており、今季はELでチームトップの5ゴールをマーク。ウルブスを相手にもゴールを期待したいところだ。

 対するウルブスはプレミアリーグ昇格2年目ながら、リーグ戦では最後までCL出場権を争った。最終的には6位に順位を落としたが、就任3年目のヌーノ・エスピリト・サント監督は2季連続でEL出場権を確保している。

 セビージャ同様にウルブスも得点力が課題だった。プレミアリーグでは上位8チームでワーストの51得点。先述のジョッタやアダマ・トラオレというアタッカーは魅力的なプレーを見せたが、17得点のラウール・ヒメネスに続くスコアラーがいなかった。

 ポデンセの出場停止により、ジョッタにチャンスが回ってくる可能性が高い。ジョッタは今季ELで予選を含めて9得点をマーク。ELでは2試合連続でハットトリック、プレミアリーグでも2得点を2度マークするなど、爆発力を秘めている。セビージャは警戒する必要があるだろう。

 ともに現役時代はGKだった指揮官に率いられる両チームは、攻守に戦術的な戦いを見せる。試合中の戦術変更や交代策もこの試合の見どころになるだろう。

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【了】

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