【写真:Getty Images】
マウリツィオ・サッリ監督の後任として、ユベントスの新監督に電撃就任することが発表されたアンドレア・ピルロ氏。現役時代には言わずと知れた天才MFであり、ユベントスのほかミランやイタリア代表の中心選手として長年にわたって活躍を続けた。
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ブレシアやインテルなどでプレーしたキャリア初期には有望なトップ下として期待されたが、ミランでポジションを下げたことでレジスタとしての新境地を開拓して大きく飛躍。長短の正確なパスや驚異のキープ力、正確無比なセットプレーなどでミランに多くのタイトルをもたらした。
2011年にユベントスへ移籍した時には32歳。すでにベテランの域に入っていたが、ここで再度の全盛期を迎える。特に移籍1年後に迎えたEURO2012は、ピルロのキャリア後半期の大きなハイライトのひとつとなった。
イタリア代表は最終的に決勝でスペイン代表に敗れて準優勝に終わったが、ピルロはチームの中心として圧巻のプレーを披露。イングランドとのPK戦で見せた“クッキアイオ”も絶賛を浴びた。大会MVPに選出されたアンドレス・イニエスタと並ぶ3度のマン・オブ・ザ・マッチを受賞し、間違いなく大会を彩った主役の一人だった。
指導者としての第一歩は古巣ユベントスのU-23チームの監督として踏み出すことが決定していたが、それからわずか9日後にまさかのトップチーム監督就任が決定。リーグ10連覇を目指すイタリアの絶対王者を率いて、どのような戦いぶりを見せてくれるのだろうか。