アルフォンソ・デイビス
ポジション:LSB,LWG,RWG
所属:バイエルン・ミュンヘン(カナダ代表)
背番号:19番
生年月日:2000年11月2日(19歳)
身長/体重:181cm/72kg
利き足:左
19/20シーズンリーグ戦成績:29試合出場3得点4アシスト
市場価格:6000万ユーロ(約72億円)
<移籍情報>
18/19 バンクーバー・ホワイトキャップス→バイエルン・ミュンヘン 1000万ユーロ(約12億円)
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カナダが誇る新星は、2019年1月にバイエルン・ミュンヘンへ移籍。本職をウイングとしていた19歳は当初は出番がなかったものの、今季は最終ラインに怪我人が相次いだことで左サイドバックにコンバートされると、秘めたる才能が完全に開花。攻守両面で絶大な存在感を発揮し、現在では左サイドのファーストチョイスとなっている。チームのリーグ8連覇に大きく貢献したと言え、評価もぐんぐん伸びている。
そんなデイビス最大のストロングポイントはやはり「スピード」だ。とにかく加速力が申し分なく、ぐんぐんとギアを上げて次々と相手を置き去りにしていく。まるで映像を早送りしているかのようであり、今季のブンデスリーガ第32節のブレーメン戦で最高時速36.51キロを記録。これはアシュラフ・ハキミの36.48キロを上回り、ブンデスリーガ最速記録となった。もともとウインガーだっただけに「ドリブル」の威力も抜群。敵陣を切り裂くシーンも決して少なくないのが特徴だ。
当然ながら左サイドバックへコンバートされたことで「守備力」も向上。まだまだポジショニングの質などは改善していく必要があるとはいえ、「スピード」と豊富な運動量を活かした背後のケアなどはさすが。タックルを果敢に行うなど、粘り強さのあるディフェンスも目を見張るものがあると言えるだろう。あとは「フィジカル」などをより高めていきたいところだ。
課題を挙げるとすれば、「パス」の精度だろうか。まだまだ雑な場面、ミスなどが多く、攻撃の勢いを止めてしまうことがしばしば。まだ19歳と若いが、このあたりのスキルは早めに身に付けておきたいところである。
【了】