【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムントのイングランド代表FWジェイドン・サンチョの獲得に近づきつつあるとも報じられていたマンチェスター・ユナイテッドだが、交渉は行き詰まっているようだ。英『BBC』『スカイ・スポーツ』など複数メディアが伝えている。
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独紙『ビルト』は3日に、ユナイテッドはサンチョとの間で契約条件の個人合意に達したと報道。ドルトムントが頑なに要求する1億2000万ユーロ(約150億円)という移籍金についても、その金額自体ではなく基本額とボーナスの内訳や分割方法などについての交渉が行われているとされ、ドルトムントが期限として設定する今月10日までの合意に向けて最終調整が行われつつある状況だとみられていた。
だが4日の英国メディアでは、ユナイテッドのサンチョ獲得に向けた見通しは厳しいと一斉に報じられている。『BBC』や『スカイ』は、ユナイテッドとサンチョの契約の個人合意も実際には成立していないという見方を示した。
約150億円という移籍金についても、新型コロナウイルスの影響で移籍市場の縮小が見込まれる現状では「非現実的」だとユナイテッドは捉えているという。ドルトムントが金額の引き下げに応じなければ交渉から手を引くという「脅し」をかけているとも英紙『デイリー・メール』は伝えている。
ユナイテッドはサンチョの獲得を断念したわけではないが、週給34万ポンド(約4700万円)で合意したとも報じられていた高額報酬にも二の足を踏んでいるようだ。巨額の報酬で契約を交わしながらも期待に応えられなかった「アレクシス・サンチェスの失敗を繰り返したくない」というのがユナイテッドの考えだとされている。
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