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久保建英、移籍の可能性をラ・リーガ全クラブで考察(4)。セビージャ移籍が実現していれば…、獲得を躊躇させるレアルの条件は?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

アラベス

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【写真:Getty Images】

リーグ戦:16位(勝ち点39、10勝19敗9分)
スペイン国王杯:1回戦敗退
監督:未定
同ポジションの選手:アレイシ・ビダル


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 アシエル・ガリターノ監督を迎えて臨んだ今季、アラベスは下位に沈んだ。リーグ戦再開後は連敗から抜け出せず、4試合を残して監督を解任。レアルとバルセロナには敗れたものの、ベティスとヘタフェから勝ち点4を奪い、フアン・ムニョス監督はアラベスを残留に導いた。

 34得点はリーグワースト4位だった。新加入のルーカス・ペレスとホセルが11得点ずつを挙げたが、2人以外に3得点以上を決めた選手はいなかった。昨季11アシストをマークしたホニがラツィオに移籍した穴は大きく、代役として獲得したアレイシ・ビダルも後半戦は怪我に苦しんだ。2人のスコアラーを活かす意味でも、久保が加入することのメリットは大きいと言えるだろう。

 ムニョス監督の任期は19/20シーズン限りで、来季の指揮官は今のところ発表されていない。アラベスは久保の獲得に興味を示す多くのクラブの1つとして挙げられているが、現時点で他クラブから加入が決まった選手はいない。

 リーグ中断の影響を受けたアラベスは、今季所属した選手とコーチングスタッフの給与を削減している。久保の獲得には少なくとも400万ユーロ(約4.8億円)がかかるとみられており、アラベスにとってはそれが足かせになる可能性はあるだろう。

【了】

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