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柴崎岳にラス・パルマスが関心と地元メディア報道。今季スペイン2部では9位

text by 編集部 photo by Mutsu Kawamori

柴崎岳
【写真:ムツ・カワモリ】

 デポルティボに所属する日本代表MF柴崎岳に対し、スペイン2部のラス・パルマスが獲得への関心を示しているという。地元メディア『カナリアス7』が4日付で伝えた。

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 リーガ1部復帰を目指していたデポルティボだが、セグンダ・ディビシオン(スペイン2部)で予想外の苦戦を強いられ、3部降格圏の順位でシーズンを終えることが確定。新型コロナウイルスの影響による最終節の延期が大きな混乱を引き起こしているが、何らかの救済措置などが取られない限りは来季をセグンダB(3部)で戦うことが見込まれる。

 昨年夏にデポルティボに加入した柴崎は4年契約を交わしているものの、3部降格が確定した場合にはフリーで他クラブへ移籍することになるとも伝えられている。ラス・パルマスはその状況を注視しているようだ。

 柴崎は中盤で多彩な能力を発揮できる「オーガナイザー」であるとして『カナリアス7』では日本代表MFを高く評価。テネリフェ、ヘタフェ、デポルティボでプレーしてスペインでの経験も豊富であり、ペペ・メル監督の戦術にも完璧にフィットすると見込んでいる。アジア市場に向けたアピール強化に繋がるという面でも期待が示されている。

 ラス・パルマスは2019/20シーズンのセグンダ・ディビシオンを9位で終了。柴崎には過去にも関心を抱いていたことがあり、現在のデポルティボの状況により改めて獲得のチャンスが生まれてきたと考えているようだ。3部でプレーする可能性は低く、他にも多くのクラブが柴崎に注目していると伝えられている。

 ラス・パルマスで過去にプレーした唯一の日本人選手として、元FWの福田健二氏にも地元メディアは言及している。福田氏は2007/08シーズンに当時2部のラス・パルマスでプレーし、リーグ戦15試合に出場して3得点を挙げた。

【了】

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