【写真:Getty Images】
スペインのエスパニョールは3日、新型コロナウイルスの影響により2019/20シーズンのリーグ戦は公平性を欠くものになったとして、各カテゴリから下部リーグへの降格を無効とすることを要求する公式声明を出した。
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スペインでは世界各国と同じく3月以降公式戦が中断となり、6月から再開。リーガエスパニョーラ1部では7月19日までに全日程を終え、下位3チームのエスパニョール、マジョルカ、レガネスはセグンダ・ディビシオン(2部)への降格が決まった。
だがエスパニョールは、ウイルスの影響により公平性を欠いたリーグ戦の結果により降格を強いられるのは不当だと主張。1部から2部への降格も含め、ラ・リーガとスペインサッカー連盟(RFEF)の管轄する全てのリーグからの降格を取り消すべきだという考えを示した。
エスパニョールはリーグ戦が公平性を欠いた例として、2部最終節のデポルティボ対フエンラブラダ戦が延期されて大きな騒動を引き起こしたことや、直接のライバルチームとの試合が無観客での開催となり不利を強いられたこと、バレンシアやエスパニョールなどチーム内に多くの感染者が出たクラブもあったことなどを挙げている。
新型コロナウイルスによる各クラブの経営上の困難は来季にまで影響が及ぶことが見込まれる。「それに加えて降格による経済的不利も被るのは破滅的であり不当」だとエスパニョールは述べ、リーグ戦の結果により優勝チームやチャンピオンズリーグ出場チームなどを決定することは理解できるが「最も被害を受けた者が二重に苦しめられるのは受け入れられない」としている。
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