【写真:ムツ・カワモリ】
デポルティボに所属する日本代表MF柴崎岳は、セグンダB(3部)降格が見込まれるクラブを去り、フリーで他クラブへ移籍することになるかもしれない。スペイン紙『マルカ』が7月31日付で見通しを伝えた。
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柴崎は昨年夏にヘタフェからデポルティボへ完全移籍。名門クラブの1部復帰に向けた戦力となることを期待されたが、チームは予想外の低迷を強いられ、3部降格圏の順位でシーズンを終えることが決まった。
対戦相手のフエンラブラダに多くの新型コロナウイルス感染者が出たことでリーグ最終節は延期されており、今後の見通しは不透明な状況が続いている。デポルティボは最終節の全試合が同時刻に開催されなかったのは公平さを欠くと主張し、残留を免除して来季2部のチーム数を増やす措置なども議論されている。
デポルティボが来季を2部と3部のどちらで戦うのかは不確定だが、いずれにしても柴崎はチームを去る可能性があるかもしれない。1部で戦わなければ柴崎の給与を支払うのが困難と予想されることに加え、柴崎は「今でもセグンダ・ディビシオンや他国からのオファーを集めるだけの人気がある」と『マルカ』紙は述べ、フリー移籍の形でデポルティボを去る可能性もあると予想している。
柴崎がヘタフェからデポルティボへ移籍した際には、チームが1部に昇格した場合のみ移籍金が支払われるという異例の合意が発表されていた。その金額は200万ユーロ(約2億4900万)とも報じられていたが、デポルティボが昇格を逃したことでヘタフェは移籍金を得られないことになる。
【了】