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19/20ラ・リーガワーストイレブン。韓国の英雄にレアルのお騒がせFW…失望ばかりを残した選手たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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ロニー・ロペス
【写真:Getty Images】

ロニー・ロペス(ポルトガル代表/セビージャ)
生年月日:1995年12月28日(24歳)
市場価格:1000万ユーロ(約12億円)
今季リーグ戦成績:5試合出場/0得点0アシスト


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 母国の名門ベンフィカからマンチェスター・シティに引き抜かれ、フランスで名を挙げた快足ウィンガーだ。一昨季、モナコでリーグ戦15得点を奪って一気に評価を高めた。2018/19シーズンは出場時間が減ってゴールやアシストの数字も振るわなかったが、セビージャが支払った移籍金2500万ユーロ(約30億円)と5年の長期契約は期待の表れだっただろう。

 しかし、蓋を開けてみればリーグ戦の出場はわずか5試合132分間のみ。サイドの激しいポジション争いを勝ち抜けず、スペインへの適応にも苦しんだ。14得点と大爆発したアルゼンチン代表FWルーカス・オカンポスとは対照的で、冬の移籍市場でスソが加入したのも立場を悪くする決定打に。ロニー・ロペスにとっては失望ばかりが残るシーズンになってしまった。

 すでに来季はフランス復帰やトルコ移籍などが噂されており、セビージャからの放出は既定路線。セビージャは代わりのサイドアタッカーを探すにあたって、久保建英に興味を示しているとも報じられている。

ウスマン・デンベレ
【写真:Getty Images】

ウスマン・デンベレ(フランス代表/バルセロナ)
生年月日:1997年5月15日(23歳)
市場価格:5600万ユーロ(約67億円)
今季リーグ戦成績:5試合出場/1得点0アシスト

 またしても負傷に祟られ、1年を通してほとんどプレーすることができなかった。才能はピカイチで変わらず期待はされるが、近年は全くと言っていいほど力を発揮できていない。

 デンベレはドリブルで局面を打開できるバルセロナにとっても貴重なオプションのはずだが、昨年11月に右足太ももに重傷を負ってからは全試合を欠場。キケ・セティエン監督のもとでは1試合もプレーしていない。

 プレースタイルのみならず私生活も奔放で問題行動が多く、プロ意識に欠けると指摘されることもある。チャンスをフイにし続け、今夏の売却を求める声も大きい。完全復活の日はやってくるのか?

ボルハ・イグレシアス
【写真:Getty Images】

ボルハ・イグレシアス(スペイン/ベティス)
生年月日:1993年1月17日(27歳)
市場価格:1200万ユーロ(約14億5000万円)
今季リーグ戦成績:35試合出場/3得点3アシスト

 昨季エスパニョールで17得点を挙げ、ルビ監督とともにベティスへ引き抜かれ、エースストライカーとして大きな期待を背負っていた。

 ところが総試合時間の3分の2ほどに出場しながら、1試合あたり平均0.9本と満足にシュートすら打てず、チャンスがやってきても外し続けるばかり。終わってみればリーグ戦3得点と全く結果を残せず、ベティス低迷の大きな要因となってしまった。

 2部サラゴサからエスパニョールへステップアップして一躍ブレイクした遅咲きの巨漢ストライカーは、いまや木偶の坊的な扱いを受ける。1年でこれほどまでに評価が急落してしまう例も珍しい。

ルカ・ヨヴィッチ
【写真:Getty Images】

ルカ・ヨヴィッチ(セルビア代表/レアル・マドリード)
生年月日:1997年12月23日(22歳)
市場価格:3200万ユーロ(約38億5000万円)
今季リーグ戦成績:17試合出場/2得点1アシスト

 フランクフルトでブレイクし、天下のレアル・マドリード移籍を果たして満足してしまったのか、ピッチ上で全く振るわなかっただけでなく、ピッチ外でもトラブルを起こし続けて世界中の失望を買った。

 リーグ戦出場は17試合あるが、1試合あたりの平均プレー時間は26分と、いつまで経ってもトップフォームを披露できない。2得点という寂しい成績も低調ぶりを物語っている。カリム・ベンゼマから定位置を奪おうなどという気概も感じられなかった。

 さらにピッチ外では、新型コロナウイルスの感染が広まった時期に故郷セルビアに帰省し、28日間の自主隔離が義務づけれているにも関わらずパーティーに参加したことが判明して猛批判を浴びる。極めつけにその後の自宅トレーニング中に骨折すると、終盤戦のほとんどを欠場した。

 クラブやリーグが公式戦再開に向けて細心の注意を払いながら動いていた6月には、ギプス姿で仲間たちとのバーベキューやプール遊びに参加する姿をSNSに投稿。怪我をしてリハビリ中とは思えない放蕩ぶりで完全に信頼を失った。ガレス・ベイルやハメス・ロドリゲスとともに、もはやマドリーに居場所はないか。

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