【写真:Getty Images】
4年前にハッピーエンドを迎えたかと思われた“シンデレラストーリー”には、まだ続きがあった。ミラクル・レスターの主役となったFWジェイミー・ヴァーディーは、プレミアリーグ得点王の栄誉まで手にすることになった。
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レスターで活躍するほんの数年前まで7部などの下部リーグでプレーしていたヴァーディーは、そこから短期間でトップレベルにまで上り詰めた。岡崎慎司ともパートナーを組んだ2015/16シーズンには24ゴールを挙げ、レスターのプレミアリーグ初優勝という歴史的快挙に大きく貢献。その時点でヴァーディーはすでに29歳となっており、遅咲きのストライカーはキャリアと人生のピークに到達したかに見えた。
だがヴァーディーが凄いのは、その奇跡的な1年だけでは終わらなかったことだ。優勝の翌年は13ゴールにとどまったが、2017/18シーズンには再び20ゴールの大台を達成。昨季も18ゴールと、30歳を過ぎてもペースを落とさずゴールを重ね続けてきた。
そして今季もまたヴァーディーはハイペースにゴールを量産。得点王経験者であるモハメド・サラー、ハリー・ケイン、ピエール=エメリク・オーバメヤン、サディオ・マネ、サウサンプトンでブレイクしたダニー・イングスなどの追走を振り切り、ついに自身初の得点王に輝いた。
33歳での得点王獲得は、2009/10シーズンに32歳だったディディエ・ドログバ氏を上回るプレミアリーグ史上最年長記録。レスターの公式ツイッターアカウントでは28日にそのヴァーディーの今季の全23ゴールを動画で振り返っている。