【写真:Getty Images】
ブラジルのボタフォゴに所属するMF本田圭佑は、現地時間25日に行われたフルミネンセとの練習試合で自ら獲得したPKを蹴らなかった。PKやフリーキックのキッカーを務めなかったことに対して疑問の声も上がっている。
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本田はフルミネンセ戦の後半に、ペナルティーエリア手前からゴール前へドリブルでの侵入を図って倒されPKを獲得。だがキッカーを務めたFWペドロ・ラウルのシュートはクロスバーの上へ外れてしまい、その直後に失点を喫したボタフォゴは0-1の敗戦に終わった。
本田はボタフォゴでのデビュー戦となった3月のバングー戦ではPKキッカーを務め、移籍後初ゴールを挙げていた。パウロ・アウトゥオリ監督はフルミネンセとの試合後に、本来のキッカーは本田であると説明している。ブラジル『グローボエスポルチ』やクラブ専門メディア『fogaonet』などが指揮官のコメントを伝えた。
「決めるのは私だが、本田がキッカーであることは明白だ。彼はチームのキャプテンとして優しさを見せ、ペドロ・ラウルにキッカーを譲った。チーム内には何人かキッカーがいるし、選手たちには主体性を発揮してほしいが、決めるのは私だ」とアウトゥオリ監督はコメント。今回はチームメートに譲ったが、基本的には本田がキッカーであると明言している。
一方『fogaonet』では、本田がこの試合でFKのキッカーを務めなかったことにも注目。「なぜ本田はボタフォゴでFKを蹴らないのか?」と疑問を呈し、フルミネンセ戦で何度かあったFKの場面でそれぞれ他の選手がキッカーを務めて失敗に終わったことを振り返っている。
本田はこれまでのキャリアを通してワールドカップや欧州各国リーグなどでもFKからのゴールを決めてきたとして、その動画も紹介。「(本田には)シュート力もあり危険を生み出すことができる。試合を重ねるごとに状態は良くなっており、今後ゴールチャンスもあるかもしれない」とボタフォゴでもFKからゴールを生み出すことが期待されている。
【了】