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スペイン2部最終節延期のフエンラブラダで新型コロナ感染爆発。クラブ内で合計28人陽性

text by 編集部 photo by Getty Images

スペイン
【写真:Getty Images】

 スペイン2部のフエンラブラダは25日、クラブ内で新たに12人から新型コロナウイルスの陽性反応が検出され、感染者が合計28人となったことを発表した。

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 フエンラブラダは今月20日のセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)最終節でデポルティボと対戦する予定だったが、クラブ内で選手・スタッフ12人のウイルス感染が確認されたとして試合は延期。24日にも新たな感染者が確認され、計16人となっていた。

 さらに25日には、また新たに12人から陽性反応が検出され、合計で28人の感染が確認されたことが発表された。「検査結果に深い痛みと不安を覚えている」とクラブは述べている。

 新たな12人の感染者のうち4人はクラブの本拠地であるマドリードに残っており、17日に行われたエルチェ戦以降は誰とも接触していなかったという。残り8人は、デポルティボ戦の行われるはずだったア・コルーニャのホテルで過去6日間隔離されていたとのこと。また、新規感染者のうち2人はすでに一度ウイルスに感染し、抗体を保有しているはずだが陽性反応が検出されたと説明されている。

 日本代表MF柴崎岳も所属するデポルティボは、フエンラブラダとの最終節が延期されたことで、戦わずして3部降格が決定した。本来全試合が同時刻に行われるはずの最終節が1試合のみ延期されたのは公平性を欠くとして、デポルティボは最終節全体のやり直しを要求するという事態に発展している。

 フエンラブラダは延期されたデポルティボ戦に勝利すれば昇格プレーオフ圏内に浮上することができる。だがデポルティボ側が試合をボイコットすると伝えられることも含め、現状では延期された試合の開催は見通しが立たない状況となりそうだ。

【了】

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