横浜F・マリノス対横浜FC
注目カード(明治安田生命J1リーグ)
横浜F・マリノス対横浜FC 7月22日 19:00
注目選手
DF:畠中槙之輔(横浜FM)
DF:星キョーワァン(横浜FC)
J1の舞台で13年ぶりに「横浜ダービー」が開催される。横浜F・マリノスと横浜FCがJ1で対戦したのは2007年のみで、このときは1勝1敗と星を分け合っている。
昨季の王者・横浜FMはここまで1勝3敗1分で、昇格組の横浜FCの後塵を拝している。アンジェ・ポステコグルー監督はメンバーを入れ替えながら過密日程を戦っているが、なかなか結果がついてきていない。
課題に挙げられるのは失点数の多さ。湘南ベルマーレには勝利したものの2失点を喫し、FC東京戦では3失点で敗れ、直近では鹿島アントラーズに4ゴールを許して初勝利を献上した。鹿島戦からは中3日、準備に欠けられる時間はない中でどのような修正を見せられるのかに注目したい。
失点禍の横浜FMで注目したいのは畠中槙之輔。リーグ戦再開後は4試合すべてにフル出場。ここまで2ゴールを挙げている一美和成や、8日にJ1初ゴールをマークした18歳の斉藤光毅といったアタッカーを抑えられれば、横浜FMは勝利に近づくことができるだろう。
対する横浜FCは前節で川崎フロンターレに1-5で敗れ、J1の洗礼を浴びた。とはいえ、5試合を終えて13位は昇格組としては悪くない滑り出しで、横浜FM相手にもしぶとい試合運びで勝ち点をもぎ取りたい。
横浜FM同様に、横浜FCもディフェンスが課題で、今季はクリーンシート(無失点)がまだない。強力な攻撃陣を擁するJ1王者をどれだけ抑えられるかが、勝敗の分かれ目になるだろう。
守備陣のキーマンになるのは、駒澤大学から加入したルーキーの星キョーワァン。開幕戦ではベンチ外だったが、リーグ戦再開後は3バックの一角で起用されている。184cmの体躯は地上戦と地上戦の両方で強さを発揮する。北海道コンサドーレ札幌のジェイや川崎フロンターレのレアンドロ・ダミアンといった強力なFWと対戦した経験を糧に、昨季得点王のマルコス・ジュニオール擁する横浜FMを封じる活躍に期待したい。
【了】