フットボールチャンネル

新型コロナの影響で初の中止となったバロンドール。受賞チャンスを逃した候補は誰?

text by 編集部 photo by Getty Images

バロンドール
【写真:Getty Images】

『フランス・フットボール』誌の主催するサッカー界の年間最優秀賞「バロンドール」は、新型コロナウイルスの影響により2020年度の選出を行わないことが発表された。各国メディアでは、中止されなければ本来受賞することが見込まれた選手が誰であったかも話題となっている。

【今シーズンの欧州サッカーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】


 サッカー界で最も権威ある個人賞だとされているバロンドールの選出が中止されるのは1956年の創設以来初めて。ウイルスの影響による国際大会の延期や、国内リーグの打ち切りなどもあり、公平性が欠ける状況で選出を行うことは困難と判断された。

 再開されたシーズンがまだ終了していないリーグもあり、チャンピオンズリーグや来季の前半戦も残されている状況で、中止が決定されなかった場合のバロンドール争いがどうなっていたかは分からない。それでも、これまでの活躍により有力候補と予想された選手たちが何人か存在している。

 フランス『ユーロスポーツ』などでは、バイエルン・ミュンヘンのFWロベルト・レバンドフスキ、バルセロナのFWリオネル・メッシ、ユベントスのFWクリスティアーノ・ロナウド、レアル・マドリードのFWカリム・ベンゼマとDFセルヒオ・ラモス、マンチェスター・シティのMFケビン・デ・ブルイネ、リバプールのFWモハメド・サラー、パリ・サンジェルマンのFWキリアン・ムバッペなどをバロンドール候補になる可能性があった選手として挙げている。

 公式戦43試合で51得点と驚異的ペースでゴールを量産したレバンドフスキにとっては、今年はバロンドール初受賞の大きなチャンスだと予想されていた。昨年史上最多となる6回目の受賞を成し遂げたメッシは、今季もバルセロナでリーガエスパニョーラ得点王とアシスト王の2冠を獲得している。

 ベンゼマとS・ラモスはマドリーのリーガ優勝に貢献。メッシに並ぶ6回目の受賞を目指していたC・ロナウドは今季セリエAでまだ4試合を残し、レバンドフスキを上回って“欧州得点王”のゴールデンシューを獲得できるチャンスもある。リーグアンで得点王に輝いたムバッペは、ウイルスの影響によるシーズン打ち切りがなければさらにゴール数を伸ばすことができていなかもしれない。

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!