【写真提供:シント=トロイデンVV】
ベルギー1部のシント=トロイデンVV(STVV)は9日、オンラインで2020/21シーズンに向けた新ユニフォーム発表会見を開催した。
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来季からサプライヤーがイタリア・ボローニャ発のマクロン社に変更となる。黄色の1stユニフォームは日本人アートディレクターの榮良太氏が、黒の2ndユニフォームは今季に引き続き日本の株式会社ビームスが、それぞれデザインを担当した。
1stユニフォームのデザインコンセプトは「飛躍」で、クラブのシンボルにもなっているカナリアの羽をデザインに使用している。過去のユニフォームなども参考に、「黄色」の色味にもこだわったという。
STVVに所属する日本人FW鈴木優磨は「着やすくて、動きやすいと思うので、非常に着心地の良さを感じています」と映像でコメントを寄せ、来月開幕予定の新シーズンに向けて「上位に食い込んでいけるように全員で協力して頑張っていきたい」と意気込みも述べた。
同じくチームメイトの日本代表GKシュミット・ダニエルも「1つでも上の順位に。できればプレーオフ1圏内へ行けるように、チーム全員で力を合わせていきたいと思います」と、欧州挑戦2年目のさらなる飛躍を誓った。
STVVに日本のDMMグループが経営参画してから、3シーズン目を迎える。DMMの村中悠介COO(最高執行責任者)は2020/21シーズンを「言い訳のできない勝負の年」と位置づけ、新ユニフォームとともに上位進出を目指す考えを強調した。
ベルギーリーグは8月9日に開幕予定となっている。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2019/20シーズンが途中で終了してしまったため、まだ1部リーグの参加クラブ数が確定していない状況で、大会レギュレーションにも変更の可能性がある。
STVVの立石敬之CEO(最高経営責任者)によれば、これまでレギュラーシーズン1位から6位までで争われていたプレーオフ1は、1位から4位までの参加となり、7位から15位までのクラブが争うプレーオフ2は5位から8位までの戦いに変わる見込みだ。
欧州カップ戦出場権を獲得するためにも、「8位以内」を立石CEOは掲げる。2019/20シーズンは12位で終わっていただけに、中村敬斗の加入で5人とチーム内で大きな派閥になった日本人選手たちの、より一層の活躍が求められる。
STVVは6月4日から新シーズンに向けた活動を開始している。選手・スタッフ全員がPCR検査を受けて新型コロナウイルスに感染していないことも確認済み。メルボルン・ビクトリー時代に本田圭佑を指導した経験もあるケビン・マスカット監督も迎え、カナリアの羽をあしらった新ユニフォームを飛躍の1年の象徴にしたいところだ。
【了】