【写真:Getty Images】
ちょうど10年前の2010年7月6日、南アフリカワールドカップの準決勝で激突したオランダ代表とウルグアイ代表。オランダの決勝進出に繋がる先制点となったのは、ジョバンニ・ファン・ブロンクホルストによるあまりにも見事すぎる長距離砲だった。
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グループステージで日本代表とも対戦したオランダは、決勝トーナメント1回戦でスロバキア、準々決勝ではブラジルを下して準決勝に進出。アリエン・ロッベンやヴェスレイ・スナイデルなど全盛期を迎えたスター選手らを擁し、悲願の初優勝への期待も高まりつつあった。
決勝進出に向けた最初の一撃は、この大会を最後に現役を引退することをすでに表明していた35歳のキャプテンが繰り出した。前半18分、左サイドからファン・ブロンクホルストが放った左足ミドルは大きく伸びるような美しい弾道を描いてゴールマウスへ。GKの伸ばした手のわずかに先を越えてポスト内側を叩く完璧なコースでネットに突き刺さった。
ウルグアイもディエゴ・フォルランのゴールで一旦は同点に追いついたが、後半にスナイデル、ロッベンのゴールで突き放したオランダは3-2の勝利で決勝へ。お互いの初優勝を懸けてスペイン代表との最終決戦に臨むことになった。