4位:新天地では大苦戦中だが…
FW:アントワーヌ・グリーズマン(フランス代表/バルセロナ)
生年月日:1991年2月21日(29歳)
市場価格:9600万ユーロ(約115億円)
今季リーグ戦成績:32試合出場/8得点4アシスト
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アトレティコ・マドリーではまさに「王様」。フランス代表でもロシアワールドカップ制覇の原動力となった29歳のFWだが、今季より加入したバルセロナでは大苦戦中だ。本職ではない左ウイングでの起用が増え、守備のタスクもこなす中で得点が減少。高額な移籍金に見合わず、当初の期待を裏切るパフォーマンスに陥っている。ここ最近は1年でのバルセロナ退団も噂されるなど、正念場を迎えていると言えるだろう。
だが、アントワーヌ・グリーズマンの左足のセンスが世界トップレベルにあるのも紛れもない事実。ボールを的確に操る「テクニック」の高さは申し分なく、あらゆる場所からゴールを射抜くシュートセンスやフィニッシュワークの良さも同選手が持つ魅力の一つだ。また、味方の能力を最大限に引き出すラストパスの質も十分と、前線で様々な仕事をやってのける。非常に優秀なCFであると言える。
「ドリブル」のキレ味も良い。ボールを置く場所が常にピカイチなため、相手に簡単に奪われることが少ない。派手なフェイントはあまり使わないが、細かなタッチを繰り返して狭いスペースにも恐れず侵入していくこともできる。やはり技術面に関しては、ワールドクラスの域にあると言えるのではないか。バルセロナでは苦戦中のグリーズマンだが、能力の高さは確かなだけに、復調の兆しを掴んでほしいところである。
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