【写真:Getty Images】
ワールドカップ本大会の舞台で、サウジアラビア代表のFWサイード=アル・オワイランが披露した5人抜きゴール。純粋に技術面だけなら、あのディエゴ・マラドーナの伝説的プレーにも匹敵するスーパーゴールだった。
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日本代表が“ドーハの悲劇”でワールドカップ初出場を逃した1994年アメリカ大会。24チームで開催されていた大会で韓国代表とともにアジアからの出場枠を勝ち取ったのは、初出場となるサウジアラビア代表だった。
そのサウジアラビア代表はグループリーグ初戦でオランダ代表に敗れたあと、第2戦ではモロッコ代表を下して初勝利を挙げる。決勝トーナメント進出の懸かる最終戦ではベルギー代表と激突した。
試合開始からわずか5分、エースのオワイランが驚異的な個人技でサウジに先制点をもたらす。自陣内中央付近でボールを受けると、次々とベルギー守備陣を抜き去りながらゴールへと直進し、そのまま自ら持ち込んで右足シュートを突き刺した。
すでに伝説となっていた8年前のマラドーナのゴールを彷彿とさせる、約60メートルの独走ゴール。この1点が決勝点となり、サウジアラビアは初出場で2勝を挙げて見事決勝トーナメント進出を果たすことになった。