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アーセナルがサンテティエンヌと衝突。19歳DFのレンタル延長が合意せず

text by 編集部 photo by Getty Images

ウィリアン・サリバ
【写真:Getty Images】

 アーセナルからのレンタルの形でフランスのサンテティエンヌに残っていたU-20フランス代表DFウィリアン・サリバは、レンタルの延長が両クラブ間で合意に達しなかった。サンテティエンヌ側は不満を表明し、アーセナルもそれに反論している。

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 現在19歳のサリバはサンテティエンヌで2018年にトップチーム昇格。2019年夏にはアーセナルが完全移籍での獲得を決めたあと、1年間のレンタルの形でサンテティエンヌに残留させることになった。

 フランスでは新型コロナウイルスの影響で中断されていたリーグアンがそのまま打ち切りとなったが、クープ・ドゥ・フランス(フランス杯)決勝は7月24日に開催されることが決まった。その決勝でパリ・サンジェルマンとの対戦を予定するサンテティエンヌは、サリバのレンタルを延長する形で決勝までチームに残したいと考えていたようだ。

 だがレンタル期間の満了となる6月30日に、サンテティエンヌはアーセナルとの間で延長が合意に達しなかったことを発表した。その発表の中で、「イングランドのクラブは完全に受け入れがたいスポーツ面・金銭面の条件を出してきた」と述べている。

 批判を受ける形となったアーセナルも、1日に公式声明を出して反論。サリバがフランス杯決勝でプレーすることをアーセナルも望んでいたが、今季途中に負傷で離脱していた同選手が来季開幕までに万全の状態を整えられるようにトレーニングプランを提示したところ、サンテティエンヌ側が受け入れなかったと説明している。

 サリバはシーズン序盤に内転筋負傷で手術を受け離脱。9月末に復帰したが、11月には足を骨折し約3ヶ月の離脱を強いられた。1月末に復帰してからはシーズン中断まで公式戦10試合全てにフル出場していた。

【了】

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